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2007年度秋季企画展

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2007年度秋季企画展のご案内

 「こころのつくろい―隔離の中での創作活動―」

・会期:2007(平成19)年10月27日(土)~ 12月23日(日)


邑久光明園手芸クラブ「ハト」
 

吉山安彦「片隅の風景」

[解説]
 何かの折に、趣味、あるいは余暇のたのしみとして、誌歌、ものつくり、芸事などに目を向けることはよくありますし、中にはそれで生活をする人もいます。
 かつてハンセン病が「らい」と呼ばれた頃、この病気であるとの診断は「らい」の宣告ともいわれました。診断のあと療養所に隔離され、それが生涯続くと知った時、入所者の多くは「自分は社会にとって必要の無い人間なのではないか」と自信が無意味な存在になったとの思いに絶望し、生きる目的を持つことさえできなかったのです。療養所での暮らしはそうした生きる意味との闘いでした。

 しかし、やがてその自分自身をありのままに認め、見つめる内に、自分に残されている何かの力に気づき、「自分の手で何かを生み出したい」「自分に何ができるか試してみたい」・・・といったかすかな望みや願いが芽生えたにちがいありません。
 「これこそが私自身である」という〈何か〉を発見し、生み出すこと。これが生きる大きな力となり、強さになりました。手足や目などの不自由にも負けず、筆を、ペンを、へらを、針を、駒や碁石を、楽器を・・・様々なものを手にとり、いつしかそこに生きがいを見出していったのです。
 一つひとつの習作、一針一針の運び、一曲一曲の調べは、傷つき()えたこころのほころびを自らつくろう姿でしょう。こうして生まれた作品や活動には、どれほど打ちひしがれようとも、自分の力や価値を信じ、その営みに誇りを見出した姿があらわれています。本展では、そこに希望の光を感じていただければと思います。


青い鳥楽団の演奏
(1974年5月 長島愛生園にて)

記念イベント

「青い鳥楽団と私」

長島愛生園の盲人たちによるハーモニカバンド「青い鳥楽団」で長年活躍した近藤宏一さんをお招きし、ハーモニカ演奏と当時の思い出をお聞きします。

日時:2007年11月17日(土)13:00-15:00
入場無料。当日先着150人まで受付