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2014年度春季企画展

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2014年度春季企画展のご案内

 不自由者棟の暮らし ―ハンセン病療養所の現在―

・会 期:2014(平成26)年4月26日(土)- 7月27日(日)

・会 場:国立ハンセン病資料館 企画展示室

・開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)

・休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は次の日)、館内整理日

・入館料:無料

 ハンセン病療養所では入所者の家は一般寮(健康舎)と不自由者棟(センター)に分かれています。その内、不自由者棟では後遺症の悪化や合併症、高齢化などに伴って介護を必要とする入所者が暮らしています。少しだけ職員の手を借りればあとは自分で生活ができる人から、食事・排泄などすべてにおいて介助を必要としている人まで不自由度はさまざまです。そして、職員は、日常生活の援助を行い、レクリエーション等を通じて単調になりがちな暮らしに刺激を与えようと働いています。不自由者棟とは、どんなに不自由になっても懸命に生きている人が暮らし、それを支える人々が働き、そのための環境を備えている場所なのです。

 かつてハンセン病療養所では不自由舎(現在の不自由者棟)の看護と介護を患者が行っていました。それを職員に切り替えるため、1964年の六・五闘争など入所者たちは長年にわたる運動を行いました。その成果として、介護の職員化、雑居だった部屋の個室化、設備の改善などを勝ちとってきました。一見非常に整った環境のように見える今日の不自由者棟ですが、こうなるまでには入所者の大きな努力が払われてきたのです。

 ハンセン病療養所の入所者の平均年齢は80歳を越え、今後ますます多くの人が不自由者棟へ移動すると考えられます。入所者にとって最期を迎える場になりつつあり、その重要性はよりいっそう増していくでしょう。

 不自由者棟とその入居者について知ることは、歴史を踏まえて現在のハンセン病回復者や療養所への認識を深め、さらには将来への展望を考えるきっかけになるはずです。本展では六・五闘争から50年目にあたる今年、あまり知られていない不自由者棟の中の様子をお伝えします。皆様のご来館をお待ちしています。

不自由者棟の暮らし ―ハンセン病療養所の現在― 
新センターのコーラス発表 多磨全生園 職員との語らい 星塚敬愛園

付帯事業情報

講演会:「沖縄愛楽園の不自由者棟」
講 師:山内和雄先生(国立療養所沖縄愛楽園園長)
日 時:2014年6月21日(土) 13:00~14:15 (開場は12:30)
    (講演時間 1時間 質疑応答 15分)
場 所:国立ハンセン病資料館 1階映像ホール
参加費:無料
定 員:150人(予約不要・先着順)

 現在、療養所の入所者は高齢化とそれに伴う合併症の併発・後遺症の悪化で看護や介護を必要とし、将来への不安や寂しさも感じながら暮らしています。
 沖縄愛楽園では生活の場である不自由者棟の中に簡単な医療措置ができる観察室を設置し、ユニットケアを導入した他、来たるべき終末期を見据えた支援(「死への準備教育」、QOLの向上等)もしています。
 本講演会では、先進的な不自由者棟運営を行う沖縄愛楽園園長山内和雄先生をお招きし、同園の不自由者棟での取り組みについてお話し頂きました。多磨全生園の職員や入所者、看護や介護に関心を持つ方々が来場し、質疑応答も活発に行われました。

講演会「沖縄愛楽園の不自由者棟」
 6月21日(土)午後1時から、山内和雄先生(国立療養所沖縄愛楽園園長)による「沖縄愛楽園の不自由者棟」に関する講演会が行われ大勢の方々にご参加いただきました。
山内和雄先生(国立療養所沖縄愛楽園園長)
講演会の様子 質疑応答

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