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2019年度ギャラリー展|追悼 高山勝介作陶展

ギャラリー展

追悼 高山勝介作陶展のご案内

会期 2019(令和元)年8月3日(土)~8月23日(金)
開館時間 午前9時半~午後4時半(入館は午後4時まで)
休館日 月曜日、祝日の翌日(8月13日は休館)
会場 国立ハンセン病資料館 1階ギャラリー
観覧料 無料


「追悼 高山勝介作陶展」開催にあたって
 高山勝介さん(1926~2018)は19歳でハンセン病を発病し、1946(昭和21)年に多磨全生園に入所しました。入所後、さまざまな患者作業に従事し、畑仕事や秋津教会での宗教活動に取り組んでいましたが、1979(昭和54)年頃ハンセン病の後遺症によって急激に視力が低下し、失明しかけるという経験をします。精神的に大きく落ち込んだ高山さんですが、立ち直るきっかけとなったのが友人の勧めで始めた陶芸でした。陶芸を始めた高山さんは、以後精力的に制作を続けます。療養所の外での展覧会にも出品し、1998(平成10)年には陶芸文化振興財団主催の陶芸財団展でNHK浦和放送局長賞を受賞しました。高山さんの作陶活動は30年以上におよび、2011(平成23)年2月11日~3月6日には当館ギャラリーにおいて「2010年度企画展高山勝介作陶展」を開催させていただきました。  
 「作陶展」の後も、高山さんは畑作りや宗教活動を続け、おつれあいの寿美枝さんと共に穏やかに過ごしてきました。しかし、2018(平成30)年の7月に体調を崩され、8月3日に亡くなられました。91歳でした。
 生前、高山さんからは、当館へさまざまなご支援を賜りました。当館常設展示室の証言映像コーナーにある「多磨全生園リハビリテーション科 陶芸室の皆さん」では、陶芸との出会いとその醍醐味について語っていただいています。企画展の度に貴重な情報をおよせいただき、生活資料・写真資料等もご寄贈下さいました。「作陶展」の際には、出展した作品のほとんどを当館へ寄贈していただきました。
 今月は高山さんが亡くなられてちょうど1年にあたります。この度、高山寿美枝さんから当館ギャラリーでの、高山勝介さんの展覧会開催のご要望をいただきました。
 一堂に会する多数の遺作を通じて、高山さんを偲ぶと共に、高山さんが療養所の中で打ち込んだ陶芸活動の意味について考える機会としたいと思います。

2019(令和元)年8月3日
国立ハンセン病資料館

追悼 高山勝介作陶展ギャラリーの様子
追悼 高山勝介作陶展ギャラリーの様子