講演会 ソーシャルワーカーを目指すあなた達に伝えたいこと
ソーシャルワーカーを目指す方向けの講演ですが、どなたでもご参加いただけます。
・講 師:坂手 悦子 氏(国立療養所邑久光明園福祉課ソーシャルワーカー)
・会 期:2018(平成30)年12月22日(土)
・開 演:14時00分(開場は13時30分)
・会 場:国立ハンセン病資料館 映像ホール
・申 込:事前申込不要
・定 員:先着130名
・参 加:無料
・会 期:2018(平成30)年12月22日(土)
・開 演:14時00分(開場は13時30分)
・会 場:国立ハンセン病資料館 映像ホール
・申 込:事前申込不要
・定 員:先着130名
・参 加:無料

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ハンセン病療養所で働く講師が、ソーシャルワーカーを志した理由、仕事のやりがい、入所者が抱える困難などについて、お話してくださいます。
講演会「ソーシャルワーカーを目指すあなた達に伝えたいこと」開催報告 | |
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2018年12月22日(土)、講演会「ソーシャルワーカーを目指すあなた達に伝えたいこと」を開催しました。講師には、ソーシャルワーカーとして国立療養所邑久光明園に勤務する坂手悦子さんをお招きしました。 坂手さんは、ご自身のハンセン病問題との出会い、ソーシャルワーカーを志した理由とその目標を実現するまでの道のり、日々の業務の内容などについて、約1時間にわたってお話ししてくださいました。 そのなかで特に印象に残ったのは、入所者とその家族との関係についてのお話でした。ハンセン病療養所のソーシャルワーカーは、入所者が亡くなったときの連絡など、家族との連絡・調整の業務を担っています。入所者と家族の関係は様々ですが、坂手さんによれば、今なお身内からハンセン病患者が出たことを、そのことを知らない家族や世間に知られることを恐れ、ひた隠しにしているケースが多いということです。もちろん、その理由はハンセン病に対する偏見・差別が根強く生き続けているからであり、そのことを改めて思い知らされました。 また、講演の最後に、ソーシャルワーカーに必要な視点として、「木を見て森も見る」という比喩を用いて説明されていたことも印象的でした。「木」とはソーシャルワーカーが寄り添う一人ひとりの状況、「森」とは政治や社会のありようを含めた困難を抱える人びとを取り巻く大きな枠組みのことです。その両方を視野におさめながら困難を抱える人びとに寄り添うことが、ソーシャルワーカーには求められるとのことです。ソーシャルワーカーという職業に対する、坂手さんのプライドと哲学を垣間見た気がしました。 会場には、約70名のお客様にお集まりいただきました。若い方向けの講演会として企画したということもあり、弊館のほかのイベントと比較して、若いお客様のご来場が目立ちました。 年の瀬のお忙しい時期にお集まりいただきましたお客様、大変貴重なご講演をしていただきました坂手さんに、心より御礼申し上げます。 お客様からいただきましたご意見やご感想を紹介させていただきます。
今後も、多くの方にご参加いただける企画を考えていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。 国立ハンセン病資料館事業部事業課 学芸員 大髙俊一郎 |
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講演会「ソーシャルワーカーを目指すあなた達に伝えたいこと」のちらしをダウンロードできます。(PDF:208KB)
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